(コナラ3年生の所有林)
今朝は5時に起きて、久しぶりの朝活!
昨年は4時から朝焼けを楽しみながら作業した。今年はスローなスタート。段々とスピードを上げていきたい。
下刈作業は朝活がいい
林業の仕事で一番過酷な作業ともいえるのが下刈作業だ。
植えた苗木を育て上げるまで、毎年、その生長を阻害する雑草木を刈り払ってあげることが必要になる。
ただし、夏場の炎天下での作業になるため、熱中症には特に注意が必要だ。
また、スズメバチなどの獰猛な生き物がどこからともなく襲い掛かってくる。私のところでも毎年必ず、誰かがスズメバチにやられている。
人目に付かない山林での作業では、救急的な対処が遅れやすい。増して、一人作業で、身動きが取れなくなったりでもしたら、それこそ発見が遅れてしまい、そのまま命を落とすことにもなりかねない。これが山での作業の一番危険なポイント。
そんな過酷な環境下ではあるが、数年前からはじめた「朝活」がとても良い!
一番は涼しく作業ができること。朝4時からはじめて、太陽がカンカンに照り始める10時くらいまで、休憩なしでもまったく疲れない!体が本当に良く動ける。しかも、早朝だとスズメバチの活動もかなり鈍い。
働き方改革とはこういう事をいうのかも。
ちなみに、休日の朝活でも午後までだったら7,8時間は作業したことになり、それからしっかりと家族サービスができるから、それこそ達成感に満ち溢れ、本当に充実した1日を過ごすことができる。
あと何年?
下の写真は作業を終えた一画。
3年目のコナラがスクスクと真っ直ぐ生長している。やがてお互いが空間をせめぎ合うようになってくると、下刈作業はひとまず落ち着くことになるだろう。
ただし、スギのような常緑樹ならまだしも、こういった広葉樹の場合は光が林床に届きやすいため、つる性の植物などの侵入がある場合、適度な管理は継続的に必要になってくるだろう。
植えてから毎年下刈をしてきたんだが、所々、野ネズミによる食害を受けたり、誤伐だったり、蔓にやられたりと、全体の概ね1割ほど穴が空いてしまった。
とにかくあいた空間を早く埋めたいので、その穴に補植をしている。ただし、誤伐箇所以外は他樹種に。
また、隣地にアカマツがあるため、その種による実生がよく育っていた。こちらも空間を埋めるため、間隔をみながら刈り払わずに残した。ほかにもクワやクリ、ホウノキ、キリなど。
この下刈作業はあと何年必要だろうか?2年くらい?
コナラは他感作用(アレロパシー)を持つ樹種なので、成林してくるとほかの植物を寄せ付けなくなる。
そこまでいくと、いよいよ木材の利用を考える頃になるかな?
今後もどう生長していくのか楽しみで仕方ない。
兎にも角にも、約1.5haある所有林の下刈作業も残り約半分。
明日は集落の普請なので、明後日からまた再開だ!
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