みんなで作業前の事前調査

森のこと

(サクラの枯損木に発生したサルノコシカケ)

作業員同士のいざこざ…。仲裁と解決策を探る | カマド日記 (kamado-company.com)

で綴った作業員同士のいざこざ。本日はそれに対応するためにと、作業員全員で次の現場の事前調査に向かった。

施業地の外周をまわる

今までは現場班長だけに引き渡しをしていたんだが、その班長がちょっと前に定年で退職してしまっていた。なので、現パーティーには明確な班長が不在のままだった。これがいけなかった。原因はこれ!

作業の中心は若手2人。ベテランが数名いるんだが、諸事情により班長に指名するには無理があった。

それならばと、全員で方法や手順などを現地で確認することにした。しばらく、こんなやり方にしようと思う。

機械ばかり乗っているベテランは、「歩けない」などとボヤキながらも、若手も含めていろんな意見が飛び交った。

みんなで意見を出し合うから共有し易い

「ここから道路を入れて、玉切りはあそこで」

「土場をココとアソコに設けて、こっちからやっていこう」

実にいろんな意見が飛び交った。いいね!いいぞ!

みんなで歩いているとある作業員が、サクラの枯損木に寄生したサルノコシカケを発見する。

木登りが得意な若手の一人がヒョヒョイと登って獲った。

「これで飲み代にしようぜ!」

みんなで歩けば気付きも多い。これを恒例化していこう!

いい感じ!

みんなで歩いて感じたこと。

それは、林業は作業の連続で、次から次へと、いつの間にか余裕を与えてこなかったのではないか。

以前に、林業に新規参入した「建設業者」の部長に言われたことがあった。

「林業の災害が多いのは、ゆとりを持って作業できる状態じゃないからだよ」と。

私も以前、建設業界にいたので、おっしゃりたいことは理解できた。現場管理費を考慮できる余裕がないんだよね。

だからいつもセカセカした作業の連続になってしまう。安全管理にも繋がる話だ。

今回はいろんな意味で本当に良かった。こんな感じで少しずつ、改善を図っていきたい。

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