広葉樹(ハンノキ)の造材

木のこと

(昨日の道中に通った平庭高原にある日本一の白樺美林)

本日は、昨日に続いて30℃近くまで気温が上がったが、風が心地よく、そこまで暑さを感じなかった。明日は雨でぐっと気温も下がるようだ。

ところで今日は現在進行中の現場に向かい、丸太がどれくらい出ているか確認してきた。

雨を無視して大型トラックを無暗に回してしまうと道路を破壊してしまう。かといって、土場が詰まると作業全体がストップしてしまう。

現場全体の進捗を把握して、ボトルネックとなる部分を改善しないといけない。梅雨期間は本当に気をつかうのだ。

写真は「ハンノキ」の造材作業中のもの。

大きな山林内にポツリとあった畑地。地目は山林だが、以前に果樹かなにか耕作していたんだろう。

放棄地状態が続いたためにハンノキが自生してしまったのだ。

ハンノキの根には根粒菌が付き、昔から「肥料木」として扱われてきた。

したがって、耕作放棄されたような田畑に自生し易く、そこの土地に栄養を与えるような役目があるという見方もできる。

ハンノキは、日本全国に分布するカバノキ科の落葉高木だ。

ケヤマハンノキなどを代表とする山地にあるものを「ヤマハンノキ」と呼んでおり、その他の種類は田などの湿地帯に多く自生する。

「ヤマハンノキ」であれば、用材としての引き合いもそれなりにある。ズルッと真っすぐ生長し易く、サワグルミとともに案外その価値を見直してもいい樹種ではないかと考えている。

写真にあるものは質もそれほど良くないし、夏場のこの時期だから引き合いも弱い。薪としての人気もない。

ということで、「バイオマス燃料」となって、わずかな電気をつくるための役目にまわってもらうことになった。。。

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