【震撼】いつまで続く?ウッドショックによる原木価格の高止まり

木のこと

新型コロナウイルスの影響により、2021年3月頃から顕在化した木材不足問題。

それに起因して価格が高騰し、“第三次ウッドショック”に業界は今もなお大きく揺れている。

値上げの一途

コロナ当初、原木流通が滞ってしまった時は、スギ4m(B材)が北東北の合板工場で、概ね9,000~10,000円/㎥ほどだった。

それが現在では約17,000円/㎥

ひと昔前は3倍から4倍していた原木価格。それにはまだ遠く及ばないにしても、私の知る限りでは過去最高値だ。


ちなみに、ここ、青森県南地域の並材市況をご紹介する。

<3月>

  • スギ3.65m 24~34cm 18,000円/㎥(直近3か月→2月:16,920円/㎥、1月:16,200/㎥、12月:15,120円)
  • カラマツ4m 18~30cm 28,800円/㎥(直近3か月→2月:22,320円/㎥、1月:20,880/㎥、12月:20,880円)

スギA材は、B材(合板)に引き上げられている感。

なにより、カラマツの価格が異常!

話では、ロシアからの「合板用単板」が輸入ストップっていうことで、この先しばらく高止まりは必至らしい。

懸念されるのは「伐採圧」

私のところにも山主から次から次へと問い合わせが入る。

「今木の値段、いかべぇ~」と。

確かに良い。良いんだけど、本当にそれで今まで手塩に掛けて育ててきた森林(立木)を手放してよいのか。

最近、あちらもこちらも皆伐作業が進んでいる。

再造林が間に合わない。その後の下刈りも間に合わない。

このままで本当に良いのか?

今がチャンスなのはわかるが、長続きしないのは明白だ。

異端児?のNさんに学ぶ

今日も現場まわりをしていたら、久しぶりにNさんに会った。

このNさん、地域ではちょっとした有名人で、とにかく”めんどくさい”(笑)。

話し出すと止まらないし、終始持論を押し通す。

納得いかなければ県の窓口にとどまらず、林野庁にだって直接問い合わせる。

熱意が溢れ過ぎる厄介者だ!(すみません(^^;)

このNさん。

もう何年も前からこのコナラの植栽を進めている。

自分の畑で種から育て、所有林に植えている。

写真にあるものは2年生苗で、優に1mを超す。

「これだと、もう下刈いらないですね!」と言うと、

「何も考えずに補助金ばかり頼りにして、森が良くなる訳がない」

「原木にしたって、今なんぼ高いっていったって、たかが知れている」と。

Nさんが見据える未来は、林野庁がすすめるものとはまったく違う。

キノコのホダ木の一大産地だった福島県が、放射能の影響で伐採・移動制限が掛かり、今そちらの業者がこのNさんのところまで買い付けに来るんだそうだ。

聞くところによると、15年生のコナラ林が、スギ50年生の立木価格のおよそ2倍の価格になっているそうだ!!

しかも、おが粉にもするので、枝まですべて持って行ってくれるらしい。

林地に枝が無くなれば、林床に日が差し込み、萌芽更新(天然更新)もし易い。

行政に言われたことを鵜呑みにせず、自ら考え行動に移すNさんはやっぱり異端児だ!

今まで通りにはいかない。変革の時

これだけ原木が高騰すると、危惧するのはやっぱり中小の製材所だ。

大きな資本力を持つ合板工場などだったら、真っ先に原木を仕入れられるんだろうけど。

いやむしろ、そういった大企業が大量の丸太を先取りするため、今や価格自体が<大企業基準>になっていると言っても過言でないだろう。

林業界は随分前から激動の時代に入った。

はっきり言えることは、これからは「今まで通りにはいかない」ということ。

指を銜えて待っていても、何も変わらない。

簡易製材機・ウッドマイザーの普及もしかり。大工達は行動に移しだした!

私も眠った製材工場を再び立ち上げることにした!

資源は自分達の身の回りに有り余るほどある!

あとは行動に移すだけだ!

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