【木材の価格を知ろう!】樹種別解説その①

木のこと

今ウッドショックなんて言葉が世間を騒がせています。
世界的な木材価格の上昇によって、外材を仕入れていた日本のメーカーは買い付けができず、住宅産業をはじめとして危機的状況に追い込まれています。

この原因については、森林ジャーナリストの田中淳夫さんの記事を参考に。

最近ある方に聞かれました。

「木材の価格ってどのくらいするの?」

林業や木材産業に関わる方でないとピンとこないと思います。

地球上には、広葉樹20万種、針葉樹500種あり、樹種ごとに特性が違うため用途も違う。希少種もあれば、どこにでも自生しているものもあり、それぞれ取引される価格が”相当に”違います。

もちろん、カマドも全ての樹種を取り扱った訳ではありません。日々勉強を積み重ねながらですが、ここでシリーズ化して、樹種別の価格をご紹介していきたいと思っています。

スギの価格

日本中にある針葉樹の一つ、スギの価格を基準にしたいと思います

この辺りの5月の市況結果です。

3.65m 24〜34cm 11,000〜12,000 円/m
これは一般住宅に使われる”並材”価格。

秋田杉(天然スギ・略して天スギ)に代表される高齢級で目が詰んだものは価値が上がります。
4m 40cm以上 高値で45,000円/m

天然の秋田杉は国有林内にあり、国が広葉樹林として指定しています。
あわせて伐採制限もしているため、現在風倒木以外、市場にほとんど出材されません。
物不足です!

クリの主な用途と価格

一年中引き合いの強い人気樹種です。
硬く粘りもあり、水にも強くて耐久性にも優れている。

用途は、建築材、家具材、土台など。

広葉樹の造材は、一般的には直材2.2m(余尺10cmとる)で切るのが基本ですが、クリの場合は直材でかつ節などの欠点がないところ(枝下まで)で切ります。

2.2m 18〜30cm 15,000〜22,000 円/m
2.2m 32cm〜 20,000〜26,000 円/m
3.0m 18cm〜 25,000〜100,000 円/m
4.0m 18cm〜    30,000〜150,000 円/m

太ければ太いほど、長ければ長いほど価格は上がります!
今までカマドが出材した最高値は、300,000 円/m、1本100万円でした!

サクラの主な用途と価格

サクラのクリ同様、超人気樹種です。
カバ(シラカバなど)と混同することが多いんですが、植物学上は別種。
サクラには種類がたくさんあり、有名なソメイヨシノは最も硬い材質。
ここではヤマザクラとします。

用途は家具材、内装材、造作材など。

2.2m 高値で80,000 円/m

ケヤキの主な用途と価格

ケヤキも人気の・・・と言いたいところでしたが、現在は不人気の樹種です。
日本を代表する広葉樹ですが、市場に出荷してもかなりの良材でなければ売れ残ってしまいます。並材のものが仮に売れたとしても、パルプ材に近い価格でしか取引されません。

用途は、建築材、家具、工芸など。ケヤキの大黒柱は日本家屋の象徴だったと思いますが、今、ほとんど使われることがなくなってしまいました。

カマドは、流行り廃りもあると思い、必要に迫られていないのであれば、ケヤキの伐採は極力避けています。今市場に出すのは勿体無いです。資産の運用は待つことも大切なのです!

2.2m 24cm以上 13,000 円/m

オニグルミの主な用途と価格

物不足により超人気樹種で、一年中引き合いが強いです。
サワグルミもありますが、価格が全く違います。

用途は家具材や工芸など。硬くもなく柔らかくもない。木工には最適樹種だそうです。

2.2m 24cm〜 高値65,000円/m

最後に

こんな木がこの値段でー!

変わった樹種見つけたよー!

今、これが人気あるよー!

など、今後もシリーズ化していきたいと思います。

樹種がたくさんあるし、ニーズによって長さや太さも違う。
市場での世界はとても奥深いです。

日常的に取引しているプロの目には到底かないませんが、カマドも日々勉強して鍛えていきたいと思っています。

どうぞよろしく今後ともお願いします!

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