【重機回送】地域のあらゆる情報を掴みたい

森のこと

現在、樹種転換を図る現場の生産力向上を狙うため、今回レンタルのニッケンから「ハーベスタ」をリースした。

ハーベスタとは、チェンソーで行っていた立木の伐倒、枝払い、玉切りの各作業と玉切りした材の集積作業を一貫して行う自走式機械のことだ。

素材生産の最も忙しい冬季間からの流れか、はたまたウッドショックによる影響か、いろんなリース会社を当たったが、どこも在庫なし。

唯一、ニッケンさんのみ在庫があったんだが、それでもわざわざ栃木から回送頂いたほど。

回送いただいたトラック運転手と最寄りの道の駅で待ち合わせをして、現場にご案内した。

フルトレーラーが入れない!

トラックの運転手と会い、大まかな打ち合わせをして現場入り口まで先導した。

ところが、内心不安な気持ちを隠せなかった。

それは、まさかフルトレーラーで来るとは思っていなかったから。

「以前にセミトレーラーは入ったから大丈夫だろう」そう心に言い聞かせ、ヒヤヒヤな思いで現場に到着するのだが…結果、

入らない!

何度も何度も切り返したが、もう少しのところ。。。どうやっても入らない!!

ここは比較的交通量のある県道。あれよあれよという間に一般車が列をなす。。。(汗)

もうどうにもならなかったので、急遽、車で15分ほど離れた広い土場のある場所に案内した。

栃木から来た運転手に苦労させてしまった。ごめんね!

ようやく到着
てんやわんや

その広い土場のあるところまで案内し、また急遽セルフトラックを手配して、なんとか事業地まで到着。ホッと一安心。

ほかにも本日だけで4台集結のてんやわんや。なんだかんだと半日掛かってしまい、ちょっと疲れた。

森林情報だけではない、地域にあるあらゆる情報を掴んでおきたい

ところで、うちのところにいる新人にはいつも、まずは道路を覚えろ、と言っている。

山林所有者との待ち合わせ、協力業者さんの案内など、森林だけでなくその周辺の情報もしっかり頭に入れておかないと、効率の良い仕事には繋がらないからだ。

それは農山村には目印になるようなところが少なく、不慣れな方だとどこもかしこも同じ景色で特徴を探すのが難しいのだ。

相手がどんな車両で何台来るのか、駐車できるスペースがあるのか、切り返しができるのかなど、あらゆる情報をパパッと、しかも瞬時に出てこないと指示もできないし、打ち合わせにもならない。

今回の重機回送で失敗したのは、先方がどんな車で来るのかあらかじめ知っておかなかったからだ。

私自身、ニッケンさんと初取引だったこともあって、「まさかフルトレ」とは思いもつかなかった。

いや、その時に瞬時に判断して、最初から広い土場に案内するべきだった。私もまだまだ未熟者。

「新人に言える立場ではないな」と自省した日となった。。。

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