神のお告げ?地域の思いと信用を繋げていく

森のこと

先日、集落の総会があったので出席してきた。

収支報告や予算計画などのいつくかの議案が決定されていき、最後に来年度の役決め。

会長・副会長をはじめとした全30世帯の役が、何かしら用意されている。

毎年、この役決めに一番時間が掛かる(笑)

私は3年連続の同じ役だった。

ほかも経験してみたかったという思いもあったが、でも、どこかでホッとした気持ちもあった。

最後の質問で

閉会直前、一人のお父さんが質問をした

「4,5年前から言っている弘法大師のところの木、伐らねぇ~んだがぁ~」

それを聞いた皆さん。明らかに困惑のご様子。

「プロに頼めば金掛かる」

「何とか自分達でできねぇのか?」

いろんな意見が飛び交うも、なかなか議論が前に進まない。

私はまだまだ来たばかりのよそ者。

自分から意見を言うことはまだまだ控えているので、

だから・・・ものすごく居づらかった・・・。

心の中で、「誰か早く俺に話を振ってくれないかなぁ~」と。

そう願っていたら、ある年配の方が、

「あんたプロだから、できるべぇ~」と。

もう一人の方も、

「いつも仕事でやってるべぇ~と。

ありがとうございます!待っていました!!そのお言葉その振り!

「あらためて見てみないとわからないので、皆さま差し支えなければ、わたしが・・・」。

反応はイマイチよくわからなかったが、そう言いつつも重い重い責任をズシリと感じた。

高難易度!

自宅からすぐ近くのところだったし、総会後すぐに現地を確認してみた。

なんとなく想像はしていたけど、みんなが思っているほど簡単な仕事ではなかった。

巨大なケヤキが4~5本、社宮とお墓に覆いかぶさり、その他、アカマツなどが県道に思いっきり突き出している。

ちなみに神社とお墓が並んでいるのは、明治時代の廃仏毀釈の名残なんだろうか。

難易度が高い

まず、この中に重機は入って来れない。

県道の片側を交通規制して、ラフタークレーンを持ってくるほか手立てがない。

うん、確かに〇ふたつになるな。

「どうしよう・・・?!これじゃきっと納得されないな・・・」

ただ作業をするだけならそんなに悩む必要はないんだけど、相手の求めている事といかに繋げられるかを考えると、その最適解になかなか辿りつけずにいた。

しばらく考え、「とりあえず、弘法大師様にご挨拶しておこう」

と思い、「お世話になります。お役にたてるよう頑張ります。」とお声がけをさせてもらった。

するとウソかホントか、神社を後にしてすぐ閃いた!

「そうだ!集落の共有林を間伐しよう!」

間伐した原木売上で、この作業代と相殺できないか?

しかも最近、ほかの地域で共有林のキャンペーン真っ盛り。

自分が今住まうところ、まさに足元が見えていなかったのだ。

見積もる

この集落に来たばかりの頃「何かお役にたてないか?」と思い、実はこの共有林を調べていた。

外観だけは見ていたので、イメージは少しだけあった。

早速調査を行い、どれだけの蓄積があるのか、そして作業にどれくらいの費用が掛かるのかを勘定してみた。

特にスギの間伐の場合、あらかじめ木材の利用目的を明確にしておく必要がある。

単なる「環境保全」的な間伐だけなら、やらない方がいいという考えもある。

これについては、また機会をみて詳述したい。

約40年生のスギ林

弘法大師様の作業は、その難易度からしても私が一番信頼している業者しか思い浮かばなかった。

早速アポイントをとった。現地確認の後見積をお願いするが、大体掛かる費用のイメージは出来ている。

驚くことに、間伐の見積を作成してみたら、イメージしている弘法大師様の金額とピッタリ相殺できた。

もちろん、まだ見積段階なんだけどね。

ビックリしたわ!

実は最近・・・

実は、年明け頃から「ご先祖様」や「神様」を意識するようになって、本やネット情報など、毎日のようにチェックしている。

その頃から我が家では、家族全員で毎日、神棚に祝詞の奏上し拝礼している。

始めて3か月。

今では小学2年生の息子は何も見ずに、「天津祝詞」をひとりで奏上できるほどになった。

そんな経緯があってか、実はここ1ヵ月ほど、ちょうど弘法大師様のことが結構気になっていて、少し調べていたところだった

そんな矢先の今回のお話。

「これは偶然でない!」

勿論、こんなことを大袈裟に言うつもりは決してない。

信用して頂けるように誠意を持って取り組みたいと思う。

そしてこのご縁をちゃんと繋いでいくこと。

そこに意識を集中していきたい!

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