『汁会』

イベント

 本日も森林調査からはじまる。膝以上ある積雪のなか、ズボズボと約6ha歩いてきた。杉、赤松、落葉松、コナラやクリなどが並ぶ広葉樹林。豊富な樹種が並んでいた。共同で所有する「共有林」で、みな高齢化が進んで後継ぎがいない。とまあいつものそんなやり取りを経てだが、少しでも現金にしたいという要望だ。どんな施業をしても現在ある環境とは変わってしまうが、周囲の状況なども鑑みながら最善の方法を模索する。人が森林を慈しみ、後世に残す思いは途絶えさせてはいけないので、そういった観点でいつも依頼を受けている。

 話しはかわり、今月下旬に「汁会」を催すことにした。はじめて試みるこの会は、妻との初コラボ。鎌倉時代から緩やかに始まり、戦国時代に流行ったとされる「味噌汁を囲む会」。主人が汁を用意し、客人は各自持ち寄るというなんともシンプルな内容。私が代表をつとめる「kama土カンパニー」と妻の「サブロク家」の紹介を今後の展開とともにゆるやか~に、薪ストーブを囲みながらお話しする。定員に限りがあるので、グループのみのご案内となった。またその時の様子をここに綴りたい。

 薪ストーブユーザーの仲間とともにはじめた「なんぶ森」という有志団体がある。薪を購入するだけでなく、自らチェンソーを持って森に入り、その恵みを体感して知ろうという趣旨だ。結成から8年ほど経ち、あらためて活動を再開していきたい。基本は会員制とし、薪の情報をはじめ森林のことなどを情報共有して、更に外部講師なども招きながら定期的に講座を開いていきたいと思っている。

 今回の汁会はその先駆けとなりそうだ。そして4月には初めての「なんぶ森講座」を予定している。

 

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