(昨晩のおつまみ)
昨晩、息子の回復を祝っていたんだが、翌朝になって「気持ち悪い」と再びうな垂れ、妻がほぼ一日付き添って看病してくれた。
なかなかしつこい菌だな。でも今、ようやく少し落ち着いたみたい。頑張れ頑張れ!
ということで、昨日に続いてとても出掛ける状態ではない我が家。こんな時の私は、ずっと気になっていた倉庫の整理をしようと思い立ち、DIY資材や工具などを片付けた。
バタ角、りん木
先日、製材所の若い者から声を掛けられた。「また出てきましたよ!」
製材所から必ず出てくる端材や欠陥材。それを簡単に処分するにはもったいないと、彼はいつも私に声を掛けてくれる。
「何か有効に使ってくれれば」
そんな風に思ってくれるなんて本当にうれしい限りだ!有難く、そして有効に使わせてもらうよ。
今回頂いてきたのは、10.5×11cmの角材。
コンクリートの型枠に使われる材で、端太(ばた)と呼ぶ。この「バタ角」は建設用資材だ。
一般的には90×90のサイズ。これはやや大きいので、使途は別だろう。
「りん木」も同様な規格で用いられる。資材などの置き場所の枕にする木。風通しをよくしたり、リフトの爪が入るスペースを作ったり。
山側から考察すると、こういった材はいわゆる低質な丸太を使うのが一般的だ。断面をみてみると、みんな芯がある。これを芯持材と呼んでいる。10.5cm角の芯持材を取るならば、丸太の径級は14cmとか16cmとか細いものになる。
40、50年生クラスのスギだと、元玉(1番玉)はおよそ30cmを超えてくるだろう。それならばと、その先の3番玉や4番玉を使えばいいじゃん!となるんだが、節が多くなり過ぎたり、ウラゴケ(元口と裏口の径が極端に違う)が強かったりと、思うようなものを取れない場合もある。
かといって、30年生あたりの若齢林からの収穫を考えたいところだが、そういった山からは量が出なく、売上が伸びにくいのでなかなか難しい側面もある。
いずれにしても、今こういった建設用資材の引き合いが非常に大きいので、今後、山側としての対策も考えていかなければならない!
カラマツの板
もう一つ。現在、超絶人気のカラマツの板。
厚みは45、幅が150ある。これも以前、その彼から譲ってもらった。
確か、足場板用に出たものと言っていたような。。現在天然乾燥中(3か月目)で、折角なのでテーブルにでもしてみようかと思っている。
こんな端材をどうするの?と聞かれることがあるが、発想次第でなんでも使える。
例えば、以前にこんなプロジェクトをある大学の先生からご紹介いただいた→104プロジェクト (104project.com)
まさに、必要なくなった端材や古材に”羽”をつけて、羽ばたかせようと、「天使のコシカケ」という名前になったそうだ。センスが光るなあ~!
私はこのコンセプトに共感して、以前にプロジェクトに参加させていただいた。
作り方は簡単で、ステンレスの脚を注文し、材木にドリルで穴を明けて、そこに差し込むだけ。それで終わり。
このステンレス脚セット(2ケ)、確か2000円代だったかな?
アカマツ平角の端材でやってみたもの。
これ、やっぱりかなりおススメ!見た目以上に強度もあって、安定している。
こんな感じで木を余すことなく、有効に使えれば、林業も森林も、みんなもっともっと良くなっていくと思うな!
さてさて、そんな感じで、こんなものを今後も作っていきたいんだが、とりあえず明日からまたしばらく忙しいので、まずは家族全員体調を整えて、これから元気に過ごしていきたい!
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