皆伐~再造林予定地の伐採前の刈払い。
これを「先行刈り」と呼んでいる。
昨日から着手したこの現場に本日も行ってきた。
小雨降る肌寒い日だったが、5名みんな休まず元気に作業していた。
この様子を動画で撮り、昨日インスタグラムにアップした。
翌朝になってチェックしてみると、いくつかのコメントを頂いた。
「隣り同士の距離が近い」
「刈い払いが下手」
私がアップした動画が良くなかったんだが、そこに映っていた2人はまだまだ経験が浅い。
近接作業に見えるが、前後に距離を取り、経験浅なりにお互いを意識していた。
「林業における刈払機使用に係る安全作業指針」によると、
刈払機の操作者から5メートル以内を危険区域とし、この区域に他の者が立ち入らないこと、
となっている。動画を見る限り、確かにやや近い感じはする。
昨日は道刈から入り、今日から森林内の作業。
写真はベテランの作業員だ。
「笹刈刃」を使い、比較的太い灌木類を切っていく。
伐採前にこの作業をやっておかないと、後々やりづらくなり、危険も伴ってしまう。
「新人」は毎日毎日、先輩の背中をみながら、これからどんどん成長していくことだろう!
もう一つは、アカマツの注文材の採材。
市場の方がおいでになられ、長さ、形質、径級などを1本1本確認してもらった。
お客さんの要求要望を仲介してくれる「市場担当者」の目は、ほんとにすごい。
大工さんと直接やりとりすることも勿論あるが、やっぱりこういう方が間に入ってくれると本当に心強い。
専門の情報量は桁違いだから。
林業現場といっても重機操作がうまい人、伐倒がうまい人、刈払いがうまい人、何でもうまい人・・・。
本当に様々な人たちが、日々体を張って働いている。
でも、誰だってはじめは初心者。厳しくも温かい気持ちで見守ることも大切だろう。
そして、上手いとか下手とかって以前に、そもそもの本質を見失ってはいけない。
「森林」も「市場担当者の目」も一日にして成らず!
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