フルハーネス特別教育を受講して

日々のこと

 年明け早々に(社)ボイラ・クレーン安全協会が主催する「フルハーネス特別教育」を受講し、本日その修了証が届いた。法改正により、2022年1月2日から地上6.75m以上の作業は、従来の胴ベルトが禁止され、フルハーネスを着用しなければならなくなった。まだマイナーな講習かもしれないが、時折請け負う高所作業車による樹木の伐採などは完全にこれにあたる。そのため普段は作業をする立場ではないが、現場管理を適切に行う上でもその必要性を感じ受講した。

 樹上作業のみならず、作業員が忙しい時などは私も重機に乗ったりしている。その際必要になる資格は、大型特殊(公道を走るなら)、車両系になるのかな。この手の免許や技能講習系は、該当する作業時には必ず携帯しなければならない。

 ということで、今まで受講した修了証を整理してみた。

・高所作業車

・玉掛

・車両系(整地等)

・小型移動式クレーン

・刈払機取扱作業者

・伐木等(大径木等)

・伐木等機械

・走行集材機械

・簡易架線集材装置等

・造林作業指揮者等

・はい作業主任者

・地山掘削および土留め支保工

・フルハーネス

 並べてみれば結構あったが、毎年少しずつ受講してきた。もちろんこれらは作業をする上での絶対条件であって、言うまでもないが、取得したからといって十分なわけではない。すべてを短期間を取得するのは大変だが、これから林業の世界で働きたい方がいたら、まずは伐木(大径材等)と刈払機の受講をお勧めしたい。初心者がいきなり現場に飛び込んでも、その日からできる作業が少ないのが現状だ。私のところでは伐木と刈払を優先して受講してもらい、それから先輩についていってもらうスタイルにしている。先輩が倒した木を枝払いしたり玉切りしたりして、チェンソー操作に慣れてもらうわけだ。いきなり伐木をやらせることはしない。

 労働災害が圧倒的に多い林業。例えあらゆる資格を持っていても、それはスタート地点に立っただけのもの。毎日気を引き締めて、この先も災害ゼロでやっていきたい。

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