森林作業道のルート選定と中学生の職場体験

日々のこと

(濃霧・雨上がりのスギ林)

午後は間伐を予定している現場の確認へ。森林作業道作設のため、そのルート選定をしてきた。

あらかじめ等高線の入った図面でおおよその路線を決めておき、実際に山林に入って検証する。

現地では、既設の道路の有無や傾斜、沢目や軟弱なところなどを確認した。実際に歩いてみないとわからないからね。

また、「森林作業道」というだけあって、言い換えれば林業を営んでいくための道路なのだ。

簡単に壊れてしまうようなものでは困るし、木をある程度、まんべんなく集材できなければ意味もなさない。

蛍光テープで目印を付けながら、行っては戻り、行っては戻りして何度も確認した。

また、あらかじめ林内の灌木類は刈り払いしておいた。見通しが悪いとルートを選びにくいから。

早速、明日から作設工事に入る。

そして午後からは、地元中学生の職場体験。

薪割り、下刈、丸太の検知などを手伝ってもらった。

「職場体験」って、今は学校のカリキュラムにあるんだろうね。

朝の挨拶からはじまり、終日、全身からその緊張感が伝わってきた。

2年生の子だったが、なかなかコミュニケーションの難しさを感じた。

だって、進路に悩んでいるわけでも焦っているわけでもない。「職場体験」を受け入れる立場としては難しさを否めなかった。

もちろん、本人の気持ちが一番大事なんだが、でもやっぱり、体験側と受け入れ側とのこのギャップは辛いものがある。高校生ぐらいだったらいいかもだけどね。

それならば、植林でもなんでも普通に「体験会」で良かったような気がする。

まあ、これから何かしらの肥やしになってもらえればいいんだけどね。

担当の先生にはいろいろ忠告はするけど、来年以降「受けない」という選択も冷たすぎる気がする。

どっちにしてもやり方を考えなければならないな。

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