所有林(ナラ山)の下刈から・コナラとミズナラ

森のこと

1.5haある所有林の下刈作業。ここには約4000本の「ナラ」が植えてある。

作業前
完成

コナラ(小楢)
ミズナラ(水楢)

3年前、苗木屋さんに「コナラ4000本」と注文した。

その時苗木屋さんからは「ミズナラも入っているかも?」と言われていた。

苗木屋さんはこのドングリの種を拾って畑に蒔き、3年ほど育てて一定以上の大きさになってから「山行き苗木」として出荷する。

苗木があまりにも小さすぎると植林してからほかの植物との競争にまけやすい。

逆に大きすぎると苗木を背負うのが大変で、植林作業がかなり重労働になりかねない。

山行き苗木を生産する業者は、何千何万もの苗木を作るため、このドングリの種がかなりの数が必要となる。

そこいらにありそうな「ドングリ」なんだが、さすがにそれだけの数になると簡単な話ではなくなってくる。

聞いた話では八甲田山などの奥地に行って採種すると聞いたことがある。

種にもはっきりとした違いがあるし、芽吹いてからだって十分にわかるものだ。

しかし、業者さんは何万もの種をいちいち選別していられない。

写真にあるように、ミズナラは、葉と茎とを結ぶ柄の部分である「葉柄(ようへい)」が短いことも特徴の一つ。

逆に、コナラはやや長い。

また、ドングリの種も葉もコナラの方がミズナラより小さい。だから「こ」が付くらしい。

結局、この所有林のコナラとミズナラの割合はほぼ半分半分。

あと10年ほどでキノコ原木に使い、その後30年ぐらいを目途に薪に使用したい。

そして更に、素性が良くまっすぐなものは家具材などに使いたいと思っている。まあ、それは何十年も先の話だが。。。

ということで、ミズナラの方が生長が遅い説はあるが、個人的にはコナラだろうがミズナラだろうがまったく気にしないし問題ないのだ。

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