我が家の旅スタイル・神感(カミカン)

日々のこと

朝から雲行きが怪しかった本日。

やりたいことがたくさんあったんだが、昨夜の深酒も相まって、なんだか調子がよろしくない。

妻が秋田県鹿角市の大湯温泉にいる友人宅にイベントの打ち合わせに向かう予定だったので、自ら運転手を買って出て、息子も連れ出しいつもの家族プチ旅行の日になった。

ところで我が家の旅スタイルは、会いたい人に会いにいく。そして大体の目的を定めて気ままにぶらつくこと。

観光雑誌などは決して手にはしない。

今回は、自宅から大湯までの道のり約1時間。

そんないつもの如くの我が家スタイルの道中、まずは新郷村の奥地にある「権現の滝」に立ち寄った。

地元で結構有名な水芭蕉の群生地の目の前にあるこの滝。看板には「滝」としかガイドされていない(笑)

入り口に車を止めて、雨のなかぶらりと歩く。

ひっそりとあるきれいな滝。深い奥山地には誰も観光客がいない。こういったぶらつきが楽しくて仕方ないのだ。

奥山入口
権現の滝

三嶽神社

大湯からの帰路だったが、思いつきで久しぶりに「三嶽神社」にも立ち寄った。

この神社もいつ立ち寄っても誰もいない。

何を隠そう、ここには奇跡的なケヤキの大木があるのだ。本当に知られていないのが残念。

推定樹齢1000年
枝まで玉杢

何年か前に、丸太市場のスペシャリストをここにご案内したことがある。

何十年間と銘木を扱ってきた日本有数の方。その方が、「こんなケヤキ見たことがない」

たぶん日本一だ!と大変驚かれていた。

機会があればぜひ立ち寄って頂きたいが、その佇まいは本当に腰が抜けるほど。

そしてただ大きいだけでなく、木肌をよくみると、大変貴重な「玉杢」が見えるのだ。

それがしかも、枝までびっしりと入っている。

聞いた話だが、以前にこのケヤキをみた専門家がウン千万の値をつけたとか。。。

もちろん御神木だからそんな取引には至らなかったんだろうが、いずれにしてもぶったまげるスケール感!

いつ訪れても堪らない!

白山杉(岩手県花巻市)

過去にぶったまげた出会いを2つご紹介する。ひとつは、ぶらりと立ち寄った岩手県花巻市でのこと。

もちろん最初からここを調べてきたわけではない。地図だったか看板だったか忘れてしまったが、いつも通りになんだかとても気になり立ち寄った時のもの。

白山杉 (sakura.ne.jp)

このスギにも本当にぶったまげた!大王の如く君臨するこの大木の迫力は未だに忘れられない。

観光マップにはない、地図上に文字があるだけ。とても残念だ。

こんなスギはとにかく見たことがない。こちらもぜひ機会があれば立ち寄ってみて頂きたい。

丹内山神社(岩手県花巻市)

こちらも花巻市だが、この時は前日に遠野市でキャンプをして、それからゆっくり帰ろうと運転していた時、ふと看板が目に入った。通り過ぎてからしばらくして「どうも気になる」と思い、引き返して立ち寄ったところ。

神社入口に展示してあった巨大なスギの切株にまずぶったまげる!

「いつの時代にものなのか?」当時の立木を見てみたかった~。

そして奥に進み境内を見つけると何やらとてつもない、神聖な雰囲気を感じた。

この丹内山神社の御神体は、苔で覆われた巨岩。

高さ4mの巨岩は「胎内石」ともよばれ、岩の隙間をくぐりぬけるとさまざまなご利益があると信じられているそうだ。なにより、この巨岩に1本の巨木がズンと生えている。

「なんだこれは!」

少なくとも人の手で成し得られる代物ではないことは確かだ。

奇跡としかいいようがない。いや、神様が創り上げたものそのものだ!

素直にそう思えるほどだった。

生業として普段から里山を歩いているが、まだまだ知らない場所がたくさんある。

日常でも旅でも、これからもたくさんの出会いを楽しく重ねていきたい。

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