昨日ご近所さんからお裾わけを大量に頂いた。
今夜はこちらを頂こう。有難い!
本日は現在進行中の現場確認に。
ここは約10haあるアカマツを主体とした森林だ。
昨年、隣接するアカマツ林に「松くい虫」による被害が確認された。この森林にいまだ被害は確認されていないが、今まで手入れを怠ってきたため、そのほとんどが成績不良地。したがって将来を見据えて「樹種転換」を図ることとした。
一般的には「松くい虫」と呼ばれていあるが、正確には「マツノザイセンチュウ病」という。
松を枯らす原因となる「マツノザイセンチュウ」という線虫だが、それが自ら木から木へと移動できるわけではない。
この線虫を運ぶ厄介な虫がいる。それが在来の「マツノマダラカミキリ」だ。いわゆる「松くい虫」とはこのカミキリのこと。
厄介なことに、その線虫との相性がぴったりらしく、カミキリが運び屋としてこの線虫を次から次へと運んで、被害を拡大してしまうのだ。
県や市町村ではこのカミキリの活動期間を考慮して、被害の対象木となるアカマツやクロマツの伐採や移動に制限を掛けている。
その活動期間は気温の積算により、林業研究所がその活動日を毎年予測している。
毎年だいたい6月中旬頃~9月一杯までが制限となっている。
したがってこの現場でも6月中旬頃までにすべて運びだせる分だけのアカマツを伐倒した。これから急いで中出しをし、期間前までにすべて運搬しなければならない。
間に合わなかった分のアカマツはあらためて10月伐倒を開始する。
この先も他の作業がたくさん控えているので、できる限り進めておきたいのだ。
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