我が家の薪づくり・アカマツを伐って運ぶ

昨年、シュノーケリングを教えてくれたKさん家族のお誘いで、息子と妻はプールで泳ぎを習うとのこと。

天気もいいし、絶好の山仕事日和!私は来シーズンの薪づくりをすることにした。

山に行く前の準備

山に行ってから、「あれ忘れた!これ忘れた」だと時間の無駄になるだけなので、チェンソー回りの道具など、持っていくものをよく確認した。

薪の長さを確認する

今まで薪の長さを33cmにしていた。

これは単純に、1mを切りよく3で割っただけの理由だった。

我が家のストーブは、パナデロ社の「イスラ」というタイプで、最大で70cmの薪をくべることができる。

かといって、70cmで作ればいいという訳ではない。

というのも、薪割機の最大長を確認しておかなければならないからだ。

我が家の薪割機は、PLOWのGLS12というタイプ。

薪割機を購入・プラウGLS12を使ってみた | カマド日記 (kamado-company.com)

最大で約50cmまでの薪が割れる。

玉切りの長さは、あらかじめメジャーで測り、木材チョークなどで印を付けておく。

あるいは、竹等の指物を左手で持ちながら、丸太にその都度あてがい、玉切りする。

いろんなやり方があるが、今回は販売品する訳でもなく、あくまで自家用ってことで、

薪割機の最大長より余裕をみて、このチェンソーのバーの長さ(18インチ・約45cm)を頼りに玉切ることにした。

お掃除も

薪棚の脇に大量に積もった樹皮は、山に置いてくることにした。

レーキと箒も忘れずに。

玉切り、運ぶ!

今日は風もないし、天気も良くて暖かい。本当に清々しい日だった!

「し~ん」とした音がする森林!独り占めした贅沢な気分。

左;昨年12月 右;先月

昨年12月に伐ったものと、先月に伐ったもの。

どちらもアカマツで、そしてどちらも取材時の撮影用に伐ったものだ。

ほったらかしにしておいたから、ずっと気になっていた!

バーをその都度あてがい、玉切りをしていく。

葉枯らしと皮剥ぎ

左は、伐倒してから4か月経っているので、比較的丸太も軽い。

古くから「葉枯らし」という手法がある。敢えて枝葉を付けておいて、蒸散によって丸太の水分が抜ける。

伐り出す労力を少しでも軽減しようという先人の知恵だ。

皮剥ぎ前
皮剥ぎ後

4か月もすると樹皮が簡単に剥げる。皮を付けたまま運びだすと、薪置き場が瞬く間に樹皮で積もってしまうので、この時点でなるべく山に置いてきた。

なお、皮を剥いだ状態の丸太は抵抗がなくなり、ズルンと滑り落ちる危険性が高まるので注意が必要だ。

薪割り!

おおよそ、軽トラックのアオリ一杯あたりで運ぶ。今回は合計で往復3回。

軽トラの最大積載量は350kg。そして、アカマツの気乾比重が約0.5。

含んだ水分を鑑みると、その倍ぐらいはあると思っておいた方が良い。

特に夏場に伐採した丸太はビショビショな状態なため、限りなく水を運んでいるのと変わらないだろう。

そして、アオリ一杯の材積を以前測ったら、およそ0.5m3だった。

ということは、ビショビショ丸太なら500kgは優にあるかもしれない。

捕まった方を知っているだけに、ここは気を付けたいところだ。

含水率は?

昨年12月と先月のそれぞれの丸太を割り、含水率計で測ってみた。

昨年12月伐りは30~33%。

先月伐りは38~40%ほど。

4か月で10%ほど乾いていれば、上出来かもしれない!

順調に乾燥が進めば、来シーズンには使えそうだ。目標は20%以下。

ちなみにこれができるのは、いわゆる「寒伐り」のみ。

秋・冬のうちに伐っておきたい。

というのも、夏場の森林は、湿気とたくさんの虫によって丸太が腐りやすいから。

秋・冬に伐って、春に運ぶ!

薪に限らずだが、これが一番効率的だと思う。

完成!

朝9時半から開始して、15時半に終わった。

休憩なしのノンストップで約6時間!

壁一面埋めたかったんだけど、もう少しってところで終了。

こんな日をあと3,4日やれば、来シーズンの薪の確保が完了する。

とはいっても、もちろん乾燥期間を考慮しなければならないので、今年こそは最低2年分の薪を作っておきたいと目論んでいる。

ほどよく疲れた。いい疲れだ!

お風呂に入って汗を流し、アルコールを片手に今パソコンに向かっている。

このなんとも言えない達成感が堪らない。

疲れと達成感とアルコール。このセットが堪らないんだよな!

皆さんもぜひご一緒に!

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