獣肉

日々のこと

鉄砲撃ちの知人から鹿肉を頂戴した。

「余って困るようならいつでも譲ってください」と伝えてあったのだが、開けてビックリ!大きな足が2本!「痩せた鹿だったから」とだけ聞いていたが、思った以上の大きさに困惑した。

主に妻が捌いてくれている。足だけに、ビッシリと筋があり、切れない包丁だとラチがあかない。

毛が所々に残っていて、野生のなかで生きていた鼓動を感じる。息子は「気持ちわるーい」と触りもしなければ見ようともしない。普段スーパーにあるきれいな肉だって同じなんだよ。野生の生命を頂くって良い教育にもなる。

北上するニホンジカが何年か前に青森で確認されて以来、すっかり定着してしまったようだ。林業のみならず、農業にも多大な被害をもたらすとされている。ここではまだ被害の報告は聞いていないが、時間の問題かもしれない。

シカが確認されたこともあって、数年前に狩猟免許を取得した。八戸の市街地に居があったため、鉄砲の所持はしないでいた。しかし正直なところ、まだ気持ちが向いていなかったのかもしれない。銃を所持することのめんどくささ。そして本当に獣を追おうとしているのか自問自答してみると湧き上がる気持ちがないことに気づく。そんなこんなでいたら昨年免許更新をスルーしてしまい、思わず失効してしまった。やっぱり向いていなかったんだ。

鉄砲撃ちの知り合いは結構いるし、子供の教育にはいいと思うけど、私の森との関わりのアプローチは別にありそうだ。自分でやらずとも狩猟のプロをお招きして講座を開いてみよう。そんなアプローチの方が自分らしい気がする。

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