今回はいよいよ大詰め、壁編。
天井と床が無垢材だったので、壁は漆喰仕上げにしようということで、ここのパートは基本的に妻さんに任せた。
漆喰とベンガラ
まずは漆喰材をどこで仕入れるか検討した。
すぐに塗れる既製品も良かったのだが、ベンガラ染めをやっている妻が自分好みで色を作りたかったこともあり、こんなものをネットで見つけて注文した。
攪拌する際、「ダマ」にならないように先に所定の水をバケツに入れて、少しずつ漆喰を入れた。
ちなみにベンガラは、縄文時代の土器に痕跡が見つかっており、古くから建築の内装や建材にも使われていた天然の無機顔料だ。
色を調整して漆喰に混ぜ攪拌。
仕上がりはこんな感じ!
下地の継ぎ目にパテを塗って、なるべくムラができないようにしたが、かえってムラになってしまった。また、その他の塗りムラのあるところは息子が素手でやったところ。
まあでも、これはこれで想いと味があっていい!
エキゾチックな趣きもありつつ、柔らかな温もりを感じて妙に落ち着く空間となった。
お客様にはいつも好評頂いている。
ボルダリングもつくってみた
イベントを開催時、参加くださったお母さんやお父さんがその催しに集中するためには、子供達が夢中になって遊んでくれるかが結構大切だったりする。だからそんな場を用意するのが私の課題の一つ。
そこで、遊び心で壁の一部をボルダリングにしようと決めた。
合板材に予め格子状に線を描き、ドリルで穴を明け、専用の爪付きTナットを打ち込んだ。
ハンマーでかなり強めに叩かなければならないので、騒音には十分に気を付けなければならない。
岩を模した「ホールド」にも大きさや材質などいろいろ種類があった。プロの知人がいたので相談したりしたが、本格仕様のものを購入しようとすると結構高価で悩んでいた。いろいろ調べていたら、ちょうど本場のボルダリング場で入れ替えた古いホールドがメルカリにあったので、こちらを40個ほど購入した。
六角穴が付いたキャップボルトはホームセンターで購入。ホールドの厚み、爪付きTナットの長さに合わせてボルトの長さを選んだ。30mmから50mmほどの範囲で数個ずつに分けて購入した。
子供だけでなく、大人もみんなで遊んでくれている。大好評だ!
ちなみに落下時の安全を考えて、重反発マットを2つ購入した。
実はロフトを作る予定だったが、時間が掛かりそうだったので一度閉じ込み、この冬を越すことを優先した。そこに上がる梯子をヤグラに組んで、ジャングルジムのように遊べるようにしたい。また、ブランコやハンモックを吊るせる場所を作りたい。
子供の遊び場は、大人が真剣に楽しまないと本当に面白いものは生まれにくいのかもしれない。もっともっと楽しんでいこうと思う。
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