【不法投棄】人目のつかない山林にゴミを捨てる人たち

森のこと

(Hさんの所有林内。イタドリが繁茂していて、普通の乗用車では入っていけないのだが。。。)

お昼に同じ集落に住むHさんから電話が鳴る。

「おらほの山にゴミが投げられている(捨てられている)」

なぜわざわざ私に連絡が入るのかというと、このHさんは後継者が不在で、放棄状態だった所有林の今後の管理について悩んでおられた。

そこである公的機関に問い合わせ、80年の契約でその機関があらたな森林の造成をすることになったのだ。

その機関との契約はこれからで、今その手続きをしている最中だった。

ということで早速、お昼休みに不法投棄の様子を見にいった。

雑草が生い茂っていたのでうまく撮れなかったが、沢に向かってテレビやタイヤなどが捨ててあった。

この山林は県道に面しており、集落からも近いところにある。

だから捨てた人は恐らく近隣の者ではないし、時間帯も夜だったと考えられる。

それにしても日々山林を歩いている立場として、こうやってゴミが捨てられている現場をホントよく目にする。

人目につかないところを狙い、他人様の土地に勝手に投棄するんだから、ホントに情けない思いになるし、捨てた人の心がとても理解できない。

山林の所有者自身が捨てる場合もある。もちろん不法投棄っていう訳ではないが、その行為はやっぱり違和感しか感じられない。

農業から出てきた廃棄、マルチのビニール、育苗に使うために無暗に土を取ったり。。。

みんな自然を粗末にし過ぎ。きっといつか自分達にそっくりそのまま、罰となって返ってくるだろう。

私たちは次の世代にバトンを繋ぐ役目があるんだから、ご先祖様から受け継がれてきたものを簡単に考えてはいけない。

Hさんの山林は、近いうちに新しい造成事業が始まるので、不法投棄されたゴミはその時に処分することにした。

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