隣県自治体さん・木の駅の視察対応をした

木のこと

(合板工場に直送する2mのスギ材とパルプ材)

ここ数日雨天が続き、ぐっと気温が低い日があったので、朝晩は薪ストーブ!

まさか6月に入って薪ストーブを焚くとは思いもしなかった。

パナデロ・イスラ

ところで先日、隣県のとある自治体さんが「木の駅」の視察に参られた。

視察

どうやらその自治体が運営する温泉に薪ボイラーを設置するそうで、その燃料確保のため、木の駅の開設を本気で検討しているらしい。

ここ「木の駅しんごう」は、青森県で初。恐らく、出荷量などをみても東北では一番の規模なのかもしれない。

開設以来7年目を数えるが、毎年の出荷量は600m3を超え、全国でも多い部類に入るそうだ。

仕組み

あらためて木の駅の仕組みを説明すると、


出荷者(山主)が木の駅プロジェクトに丸太を出荷。

森林組合が木の駅プロジェクトから丸太4000円/m3で買取る。

自治体からも木の駅プロジェクトに丸太2000円/m3分上乗せする。

合計6000円/m3の地域通貨券が木の駅プロジェクトから出荷者に渡る。

地域通貨券は、地元商工会に加盟する全店舗で使用可能。

森林組合は、温泉館の薪ボイラーに燃料(薪)として納める。


文字で表すとざっとこんな感じだ。

開設当初、通貨券にするのか現金にするのかで大分意見が割れたんだが、やっぱり地域でお金が循環する仕組みには通貨券!ということになった。

山がきれいになって、さらに地元経済が循環する。

あらためて考えても本当に素晴らしい仕組みだと思う。

木の駅は現在、全国に100を超えるそうだが、こういった取り組みは今後さらに広がっていけばいいと思う。

決して通貨券等の細かい仕組みができなくても、土場さえあれば簡単にはじめられる。

丸太さえ集まってしまえば、後はどうにだって販売できるからね。

あとはプレイヤーの登場と関係者の合意形成ができるかどうか!?

微力ながら、今後もお手伝いさせて頂きたいと思っている。

(追伸)

薪ボイラーを検討している方はぜひご相談ください。

信頼できる専門業者にお繋ぎできます!

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