山仕事に欠かせない「刈払機」の手入れ

森林づくり

草木が完全に芽吹き、いよいよ刈り払いシーズン到来。

コナラを植栽して3年目の所有林の刈払いも今月中からスタートする。その他依頼されている「カラマツ8年生」と「林道」など、今シーズンも刈り払い作業が目白押しだ。

新ダイワの好み

所有する刈払機は2台。

メーカーは新ダイワでどちらも山林用の機械だ。少々古いが、まだまだ十分に使える。

右側が排気量25ccで、操作桿がジュラルミン製。質量が4.8kgと比較的軽い。私たちの間では「27(ニーナナ」と呼んでいる。

左側が排気量33ccで、質量が7kgある。構えてみるとズシリとくる重み。「35(サンゴー)」と呼んでいる。

「35」を使う時は、灌木類が背丈以上あり、かなり被圧された状態の時。そういった時、刈払機をなかなか振り切れないので、この機械の質量とパワーでカバーするイメージ。

こういった被圧が酷い場合、「27」だと軽すぎて振り切れない。今まで何度もシャフトをダメにしてしまった。

ということで、現場の状況でこの二つを使い分けている。

ちなみに、知り合いの業者さんはいつも40ccを超えるものを使っている。

いくら重くても排気量があった方が楽だと言っていた。確かにわかる気がする。

山林では田畑の草刈りとは状況が大きく違ってくるのだ。

笹刈刃

山林で刈り払いをする場合は、必ずと言っていいほど、左側の笹刈刃を使用する。

刃にアサリを付けると、かなり太めの灌木類でも切れるので、いちいちチェンソーに持ち替える必要がない。

チップソーを使うのは砂利がある場合だ。敷砂利のある林道沿いを刈る時は大抵これを使う。

笹刈刃の弱点は、小石や砂利で刃が欠けてしまうこと。これをグラインダー等で成形し直すには相当労力が掛かってしまう。したがって、笹刈刃を使用する場合は、草木や粒度の細かい土のみ。つまり山林用ってわけだ。

いいものを選びたい「ハーネス」

山あり谷ありの山林で一日中作業するのは、不慣れだと相当しんどい。林業で最も過酷な作業である。

加えて、「35」のような重い機械だと体への負担も大きい。

おススメは、腰にしっかり固定できるタイプのもの。これだけで負担がだいぶ軽減できる。

本日の手入れは、刃を研ぎ、ギアケースにグリスをアップした。

山仕事といえば、すぎにチェンソーをイメージされる方が多いかもしれないが、その前のこの刈払機での作業が大事。視界と安全の確保に繋がるのだ。その辺のことは後々また綴っていきたい。

さてさて、いよいよ刈り払いシーズン。特に、熱中症、スズメ蜂に気を付けなくっちゃな!

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