薪の供給が間に合わない!生産体制を考える

木のこと

木の駅に入る丸太は、そのほぼ全量を自治体が運営する温泉館の薪ボイラーに供給している。

そんな取り組みを7年ほど続けてきた訳だが、ここ最近になって、原油価格の高騰の影響から温泉館への供給量を増やしてほしいという要望を頂いていた。

しかし、簡単には応えられない事情がある。

1点目は、木の駅からの丸太が足りないこと。

出荷者を増やすなりしないと原木不足が解消されることはない。今までほかの現場から補給していた。

2点目は、薪の生産が間に合わないこと。

写真にある機械は国産メーカーのもので、ほかにもう1台保有している。

がしかし、たとえ2台あったとしても、如何せんストロークが遅い!遅すぎる!!

温泉館へ納入している薪のサイズは1mで、樹種はスギがメイン。

スギは広葉樹に比べると軽くて柔らかく、そして割りやすい。しかし、それが1mの長さとなると流石にそれなりのパワーが必要だし労力も掛かるため、簡単には増産できなかったのだ。

ドイツ製GROWI

そこで、以前に薪ボイラーの相談に伺った岐阜県に拠点を置く「森の仲間たち」に相談し、ドイツ製のGROWIという薪割機を昨年の12月に注文してあった。

商品_薪割り機 | 株式会社森の仲間たち (mori-nakama.org)

GSW14 6wari

そんななか、一昨日メールが入る。内容は、今の世界の情勢の影響からか、納入が9月になるとのこと。。。

原木は何とかなるにしても、このままでは薪の生産が間に合わない。マズイ!

結局、増員

そこで、朝から作業員たちと打ち合わせをした。

現在、2人体制で生産していた。1人が薪を割り、1人は丸太を伐ったり運んだりの準備、そして温泉館向けの出荷用ラックに薪を詰め、そして配達と、実質このストロークの遅い薪割機で生産できているのは1台のみ。これじゃ増産できる筈もない。

そこで、2台の薪割機が常時動ける状態をつくることが先決ということになり、

「誰か知り合いいない?」と聞くと、「じゃあ聞いてみるか」となり、朝から急遽、なんと1名の増員に成功した!

動けばすぐに改善される。このスピード感が堪らなく好きだ。

そして今日1日の生産量を見てみると、やっぱり改善されている!

あとは経費の勘定だ。これは私の役割。助っとは毎日は来れないようだが、それでも本当に助かった。

とりあえずGROWIが来るまで、今は踏ん張り時なのだ~

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